38歳父親読書の時間

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感想)ブンデスの星、ふたたび

ブンデスの星、ふたたび』 著者 井上尚登さん


前作の『幸せの萌黄色フラッグ』に続く、ホペイロ坂上シリーズ三部作の最後の本です。今までの流れを汲んでおり、のんびりと読める本に仕上がっています。

個人的にはクラブ内だけの話になりすぎて、ちょっと内輪感が強いと感じました。できれば外の世界やスポンサーの事件を解決するような話があると面白かったかなぁと思います。

それでも、仕事のストレスが溜まった時に読むことをオススメするのは変わりません。文章が読みやすく、また、想像がしやすい描写が多いため、漫画のようにスラスラと読めます!

今回一番好きな話は、「スタジアムの幽霊」というお話。怪談話と社長の過去の話とが出てきて、今までにない雰囲気の話だけど、最終的にはちょっと切なくなるお話です。

このシリーズが三部作でちょっとひと休みするようなので、寂しいです。でも、また復活した時には読んでしまうでしょう!それを楽しみにしていたいと思います。

第一作目

ホペイロの憂鬱

ホペイロの憂鬱

第二作目

第三作目